英語が超苦手な方に向けて、とっておきの勉強法を紹介したいと思います。

今は超苦手でも、この記事を読めば、きっと難関大学の英語がスラスラ解けるようになりますよ(笑)

自分は大学受験予備校で長年に渡って英語を教えてきましたが、英語の苦手な方が、どこでつまづいてしまうのか、いろいろと情報を蓄積しています。


今は英語が超苦手でも、読み進めるうちに、きっと、「ああ、そういうことか!」と思えるような記事を書いていきますね。

少し面白い例題を題材にして、英文の料理の仕方を伝授します(笑)

英語は大学受験の中で、最重要科目ですよね。

英語を試験科目にしない大学って、あまりないですから。

実は、かく言う自分も、正直言って英語が超苦手だったんです



私がやったのは、きわめて単純な方法でして、辞書を使わないっていうやり方なんです。

記事を参考に勉強を続けられたら、きっと英語の偏差値がぐんぐん伸びること間違い無しです。

ということで、仮想講義の始まりです。

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なぜ英語が出来ないかを知ろう


多年に渡って、予備校で実際に講義してみた経験からも、英語が出来ないとお嘆きの方が多いと、私は理解しています。


「分からない単語が多すぎる」「何を言ってるのか分からない」

「どうやって英文を読んでいいのか分からない」etc.


実際に私のもとには、そうした生徒さんが大勢相談に来ました。

「先生、どうやってこの英文を訳すんですか?」

ある生徒さんは、真剣に悩んだ挙句、私のもとに相談に来ました。

「ノートを見せてくれる?」

私は生徒さんにそう言いました。


左のページに、きれいに英文が書き写されていて、右のページには和訳と調べた単語の意味が書いてありました。

「うーん・・」

私は、しばらく考えこんでしまいました。


私自身が試行錯誤してきたので、つまづきの原因をあれこれと、思い起こしていました。


  • 英語の勉強をすること=文章の意味を日本語に直すこと
  • 英文を読むこと=辞書を引きまくること


多分、こういう図式が私の頭の中で出来上がっていたんですね。


1.単語が分からないから辞書を引く。


2.次に単語の意味をツギハギにつなげて文章の意味を考えてみる。


実は、かつての私も含め、多くの生徒さんは、英文を訳してから日本語の意味を考えているんです。


分かりやすく言うと、かつての私と同様に、英語を英語で理解していない。


つまり、英文の内容が分かるから訳せるのではなく、原文を理解するために日本語訳を作っているんですね。


要は、直読直解が出来ていないんです。


大学受験 英語 勉強

私の英語の師匠だった伊藤先生は、英文を書き写さずとも良いから、読んで直ちにSVOCを書き始めなさいと、常々おっしゃっていました。


生徒さんが作った和訳を見ると、単語の意味をツギハギにした訳文だとすぐに分かりました。


「英文をノートに書き写す必要はないよ。辞書もあまり引かなくていいんだよ。勉強の効率が下がっちゃうからね。その代わり、文章の主述を考えて訳してみよう

私は、多くの生徒さんに、こうしたアドバイスをしてきました。


英語の苦手な生徒さんの多くが、辞書を引き、ツギハギの和訳を作り、そして英文の意味を、ツギハギの日本語で考えています。


書いた和訳がツギハギなら、英文の意味が分かるはずがないです。


これが、英語が超苦手な方が最初にやっている勉強法です。

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極論ですが最初は訳さずともよい


極端かも知れませんが、英文をノートに書き写す必要もなければ、あまり辞書を引く必要もありません。

辞書を引いて、ツギハギの和訳を作ったところで、元になった英文の意味が分かるはずはないからです。

これは時間の大きな損失につながりますし、試験会場に辞書を持ち込んで調べるなんてことも、出来ないですからね。


最初は、英文を訳す必要すらないんですよ。


驚かれるかも知れませんが、ほんと、そうなんです。


読んで分かればいい。

但し、分かればいいというのは、文章の内容以前に、主述や修飾語など、文の構造に関わる部分なんです。


主語・動詞・目的語・補語・目的補語から始めて、名詞句や形容詞句、そしてthat節やwhat節など、そうした文の基本的な骨格に関わる部分が分かるのが理想なんです。


大学でよく出題される下線部訳・部分訳などでは、まさにここが理解出来ているか、出題側が受験生に問うているんです。

どれが主語で、どれが修飾語なのかなど、ぐっと睨んで、パッと分かる感じが理想なんです。

私の経験上、英語が苦手な方は、例外なく、こうした練習を一切やっていません。

かつての私も、正しい方法をちゃんと知らなかったので、悪戦苦闘しました。


最初は訳さなくてもいいから、構造を考えながら読むようにしましょうね。

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具体的にはどうやればいい?


次に、実際の入試問題を例に挙げてみましょう。

She who dresses for her children’s and for her husbund’s homecoming is sure to greet them with greater charm than she who thinks whatever she happens to have on is good enough.


これ、かなり難しい部類の英文です。

出題校は、東京大学じゃなかったかな?

お題は「英文解釈教室(研究社)」より借りました。


さて、「東大」、どう料理しましょう?

片っ端から、辞書で単語の意味を調べます?

ダメダメ、辞書は試験会場に持ち込めないです(笑)


私も久しぶりに読んでみて、これはコツをちゃんと書いておかないとなあ、と思ってたんです。

残念ながら、きちんと書いてある書物が減ってきてますからね。


大学受験 英語 勉強

では、料理(文の解剖)とやらを、いっちょやってみますか。

文の解剖のやり方


まず、主語は分かるかと思います。


代名詞のSheですよね。


原則的には、文に初めて出てくる、前置詞のついてない名詞(代名詞)が主語になりますね。


次に、動詞を探すんです。

ずっと眺めていくと、ほらあった。

be動詞のisが見つかりましたね。

最後の方に、もう一個、isが出てくるんですが、常識的に考えて、こんなに長い主部は有り得ないので、最初のisが動詞だと思っていいですよ。


すると、以下の構造だと分かりますね。

She who dresses for her children’s and for her husbund’s homecoming is


今は文の意味を考える必要はありませんよ。

まず構造を理解するんです。

構造をちゃんとつかめば、意味が浮かび上がってくるので大丈夫です。


whoは、関係代名詞なので、Sheを修飾します。

She ←(who dresses for her children’s and for her husbund’s homecoming) is


これで少し、文の基本構造が見えて来ましたね。


be動詞の次には補語(名詞か形容詞)がきますから、次は補語(C)を探しましょうね。

すると、be動詞の直後に、sureがありました。


じゃあ、以下のような基本骨格だと分かりますね。


She is sure.(S V C)


たったこれだけが、基本の部分なんです。


sureの意味なんですが、英熟語で be sure to… で覚えておいても、あまり意味はないですね。

「彼女は何がしかの人物である・・」

sureが分からなければ、そう想定しておくんです。


実際に、この文章は、「彼女」がどんな人物かをめぐる内容ですからね。

答えから言えば、be sure to…は「きっと~する」の意味なんですが。

まあ、このあたりは覚えなくていいでしょうし、すでに熟語集で覚えておられる方もいらっしゃるかもしれませんね。


「彼女はきっと~な人です」

全体は、こういう意味です。


東大?といえど、そんな無茶なことは要求してないんです(笑)

意外と簡単でしょ?


さて、be sure to のあとにくるのがgreetなんですが、意味が分かりますでしょうか?

be sure to greet で「きっと greet する」の意味なんですが。

実は私も、恥ずかしながらgreetの正確な意味は知りません(笑)

きっと、彼女はどうにかする人なのでしょう。


気にせず、どんどん進めますね(笑)


この文章のキモになる最大のポイントは、うしろの方に出てくるthanですね。

中学で、thanは比較級って習いましたよね?

比較級を使うというのは、何かと何かを比較してるわけです。

では、何と何を比較するんでしょう?


説明が長くなったので(ゴメンナサイ)もう一度、お題を書いておきます。


She who dresses for her children’s and for her husbund’s homecoming is sure to greet them with greater charm than she who thinks whatever she happens to have on is good enough.


これを、次のように眺めるんです。


She(1) who dresses for her children’s and for her husbund’s homecoming is sure to greet them with greater charm than she(2) who thinks whatever she happens to have on is good enough.


すると、あら、不思議(笑)

こうやって、thanで、She(1)とShe(2)を比べてるんですね。

thanは、文法的に資格が同じものを比較対象語にしてきますよ。


私も昔、これが分からなくてめっちゃ苦労したんです(笑)


こうやって、大づかみに文を眺めるんですね。

浮かび上がる文意


かみさんに叱られそうですが(笑)、続けます。


この文は、二人の女性同士を比べているんです(意味深でしょ?)


すると、she(2)以下のwhoも、二人目の女性がどんな人か、説明しているということになりますね。


She(1)←(who … ) than she(2)←(who …)

「(2)の彼女より(1)の彼女のほうが、きっと、greet するはずだ」


こう、構造から読めるでしょ?


一番目のwho以下は、そのまま訳せそうですね。

who dresses for her children’s and for her husbund’s homecoming

「子供や夫が帰宅する際におしゃれをする女性」


乱暴な言い方をすれば、dress は知らなくてもへっちゃらで、日本語で「ドレス」を知っていれば、関係代名詞の後だから、動詞ってことになりますね。

つまり「ドレスを着る」→「おしゃれする」くらいでしょうか。


二番目のwho以下も、そのまま訳せそうです。

who thinks whatever she happens to have on is good enough

「たまたま着ているものなら何でもいいと思う女性」


whatever が難しいですが、紙幅の関係でここは省略します。


ですが「おしゃれしない女性」が比較の対象になっていることは、想像がついたでしょう。


もう大体、文意は見えて来たでしょ(笑)


「おしゃれする女性のほうが、テキトーな女性より、絶対に魅力的だ」と言いたいわけなんです。


出題校が東大だったか忘れましたが、今までの流れを読めば、そんなに辞書のお世話になっていないのが分かったでしょ(笑)


どんな構造なのか意識すれば、文意が、ポン!と、浮き上がって来るんですよ。


大学受験 英語 勉強

大学受験の英語の勉強で悩んでいる人へ苦手意識はなくなりますのまとめ


かみさんには絶対に読ませたくない記事なんですが(笑)、書いちゃったんで。


不精なので、私は普段、あまり辞書は使いません。

やっぱり辞書って、引くのが面倒だからです。

その代わり、文の形や構造には目を配ります。

もともと、大学受験の英語って、その能力があるかを調べるためにやっているものですからね。

そこのところを意識して学習すると、成績は上がっていきますよ。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

by はぐれ鳥

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