私がここ40年で買ったエレキギターの数は30本を超えると思います。

こうなると、年に1本弱は買ってる計算になりますが、ほとんどがヤマハのエレキギターです。

大半が中古で入手したもので、新品で買ったヤマハのエレキギターはたった2本です。

はっきり言って、私はヤマハ以外のエレキギターは使っていません。

他にもエレキギターのメーカーは数あれど、私はヤマハオンリーです。

それもわざわざ中古品を買うのです。

中古が安いからじゃありません。

中古を買うにはそれなりの理由があります。

そんなヤマハのエレキギターフリークの私が、中古の良さについて語ります。

ヤマハのエレキギターが好きな方はもちろん、ヤマハのエレキギターはどうして中古がいいの?って方も、ぜひ記事を読んでみて下さい。

スポンサーリンク


なぜヤマハのエレキギターは中古に限るのか?

では、さっそく、ヤマハのエレキギターの代名詞とも言われる、SGを例に見ていきましょう。

主力製品のSGは事実上製造中止になった

なぜヤマハのエレキギターは中古に限るか問われたら、今はもうヤマハは良いエレキギターを製造してないからなんだとお答えします。

私も含め、長年ヤマハを愛してきた人たちからみても、これは嘆かわしいことです。

例えばヤマハのエレキギターの代表格のSGなんて、可哀想なものです。


永遠の名器ヤマハのSGは、残念がら製造中止になってしまったんです。


2010年にリニューアルしてしまったSGは、はっきり言ってひどいレベルです。

新製品のSG1820は、それなりのお値段はしますが、使われている木材やパーツが格段に落ちました。


知り合いのヤマハのSG専門の工房では、2010年以降のSGは真の「SG」とみなしていません。

そのくらい職人さんたちの目は徹底しています。

もう今のSGは「名器SG」ではなくなったんです。

ヤマハはあきらかにエレキギターの品質を落として値段を上げています。

SGの「ブランド」は放棄したくないので価格は維持するが、製品の仕上がりは保証出来ない。

これが今のヤマハの経営方針です。

最近のヤマハのエレキギター

SGのリニューアルと並行して、ヤマハは今はインドネシアで事業展開しています。

新製品のPacificaシリーズなどは、現地生産でコストを抑えています。

これも歴代のヤマハのエレキギターに比べると、サウンド面で随分と劣ります。


最近のヤマハは、エレキギターを安くしようと工夫していますが、品質の面で他メーカーに遅れをとっています。


価格を下げつつ品質の良いものが提供出来ないのが、最近のヤマハの事情です。

あるいはヤマハは、エレキギター界の旗印役を放棄しているのではないか?

そう私には映ります。

私がヤマハのエレキギターの新品を買わないのは、そういう理由からなんです。


ヤマハがおそらく新製品の品質を下げざるを得なかった理由は、新興のメーカーに価格競争で敗れたからです。

それだけエレキギター業界は大きく様変わりしています。


ヤマハが負けた理由は、エレキギター職人さんが減ったからです。

スポンサーリンク


ヤマハが良いエレキギターを作れなくなった理由

ヤマハのエレキギターなら中古を選んでいたのには理由があります。

つい最近まで、ヤマハは1本ずつ職人さんがハンドメイドで丁寧に作っているのを知っていたからなんです。

大量生産ではなく、人間が自分の手と耳で確かめながら作っていたのがヤマハのエレキギターでした。

昔は他のメーカーも手作業で作っていましたが、どんどん製造工程が機械化されていきました。

その中で、ヤマハだけが手作業で作ることに頑固にこだわっていたんです。


30年修行したシェフが作るケーキと、機械で作るケーキのどちらが美味しいかは、あらためて指摘するまでもないと思います。


長らくヤマハもハンドメイドにこだわっていましたが、時代の流れで手作りを放棄せざるを得なかったんです。


確かにヤマハのエレキギターも、最近の製品を見てみると買いやすい値段にはなりました。

でも、これはほとんどが機械が作ってるんです。

機械で作られた製品は一定の品質は保証されますが、飛び抜けて素晴らしいサウンドは期待出来ないんです。


だから音がいいのは、中古のほうなんですね。

ヤマハ エレキギター 中古

中古のヤマハのエレキギターは音が枯れている

よく言われていることですが、弾きこんだエレキギターって、良い音がするんです。

ご多聞に漏れず、ヤマハの中古のエレキギターも良い音がしますね。

ギタリストの野呂一生さんが40年もヤマハのSGを使ってるのは、そういう理由からなんです。


中古のヤマハのエレキギターは経年で木材の水分が抜けて高貴なビンテージサウンドがします。


ビンテージサウンドというのは、甘く優しく語りかけるような、ふくよかな音を指します。

新品のエレキギターって、どうしても音抜けがイマイチというか、そういうデメリットがあります。

やはり中古の枯れた音とは比較にはなりません。

2000年あたりまで、本当に作りの良かったヤマハのエレキギターは、時間が経つにつれ、音がマイルドになってくるんですね。


一時期までモノ作りに頑固にこだわっていたヤマハのエレキギターは、古ければ古いほど、音が良くなってくるんです。


というわけで、サウンドを追求する人なら、何がなんでも古いヤマハのエレキギターが欲しいんです。

スポンサーリンク


今が旬のヤマハの中古のエレキギター

まず、一度手に入れたコレクターはヤマハのSGを手放しません。

音の良いヤマハのミントコンディションは入手しにくいです。

ヤマハのエレキギターならSGに限らず、古いものは断トツに良いですね。

その中でもSGが一番です。


ヤマハの歴代シリーズのエレキギターは、2006年を前後をもって製造が終わっているので今が一番良い音がします。


ちょうど10年を境にエレキギターの鳴りは良くなると言われています。

10数年経過したヤマハのエレキギターは、いい音にちょうど枯れてくるころなんです。

同時期の他メーカーが苦戦してる時期だったので、ヤマハはエレキギター製造の分野では、独壇場だったのです。


GibsonやFenderに唯一対抗出来たのは、ヤマハだけだったんです。

ときにはGibsonを超えるエレキギターをヤマハは作っていましたしね。

そんな名器が、10年くらい経過して、今は音が良くなって来てるんです。

マニアじゃなくても、欲しくなる人はいるんです。

ヤマハの中古のエレキギターは今が旬だとも言えますね。

旬という見かたから選ぶなら、ヤマハのエレキギターは中古が良いですね。


実は昔は、ヤマハはエレキギター作りへの情熱があったのです。

ヤマハ エレキギター 中古

ヤマハのエレキギターを歴史からながめると

エレキギターブームとヤマハの挑戦

テスコというエレキギターの会社が1950年代にありましたが、ちょうどベンチャーズの流行ったころですね。

テスコはベンチャーズの使ってたモズライトのコピー品です。

当時はちょうど、エレキギターがブームの頂点だったんです。

でも、テスコのエレキギターは海外製に全く歯が立たない。


当時は国産の廉価なオリジナルモデルが存在してなかったんです。

そして音の良いのは、海外メーカーの非常に高価なエレキギターばかりです。

ギターキッズたちも手も足も出なかったんです。


そんな時代、当時のヤマハの社長が直々に指示を出してヤマハの工房で作らせたのが、プロトタイプのヤマハSGだったんです。


日本人が心血注いで作り上げて来たのがヤマハのSGだったんですね。


1960年代後半から製造が開始されたのがヤマハのエレキギターSGです。

ヤマハがエレキギターのトップに

その後、ヤマハはSGを筆頭に、エレキギターのバリエーションを展開していくことになります。

サウンドも良く、IRA(音響工学技術)に支えられたヤマハのエレキギターは、21世紀に入ると、とうとう世界の頂点を極めてしまいました。

追随する新規のメーカーも、ヤマハの技術を取り入れてきました。


歴代のヤマハのエレキギターこそ非常に完成度が高いので、中古でも価値が十分にあるんです。


たとえばバイオリンにもストラディバリウスという名器がありますよね。

バイオリンと同じで、何十年先か分かりませんが、中古のヤマハのエレキギターを持ってると、大きな価値が出てくると思いますよ。

余談ですが、ヤマハのエレキギターを中古で買いたいなら、ヤフーのギターラボでを競り落とすのが一番良い方法です。


他メーカーさんのも確かに悪くはないのですが、中古になるとヤマハの方が高値で取引されている事実を最後にお伝えします。

ヤマハ エレキギター 中古

ヤマハのエレキギターは中古に限る!SGビンテージの高貴なサウンドのまとめ


ヤマハのエレキギターは中古が良いとを見てきましたが、いかがでしょう。

せっかく良いギターを作り続けてきたヤマハが、近年はあまり良いエレキギターを作らなくなったのは残念ですね。

コンディションさえ良ければ、ヤマハのエレキギターを買うなら、2006年以前の中古のほうが断然いいです。

40年近くヤマハのエレキギターを見てきた経験から、中古の良さを伝えたくてこの記事を書いてみました。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

by はぐれ鳥

スポンサーリンク